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電解洗浄施工状況

電解洗浄法の特徴

酸洗いの欠点をカバーした酸洗い法の代替え技術です。
ステンレス鋼のNo1材、2B材などに付着した汚れ、油、貰い錆などを素材の表面状態を変化させず除去します。
SUS304で代表される溶接時などで発生する炭化クロム(Cr23C6)の生成によって起こるクロム不足(鋭敏化部)による、変色も起こりません。
酸洗い液はフッ化水素酸、硫酸、硝酸などの強酸が含まれているため、鉄鋼材を含む設備ではFe水酸化物のRougingが発生しますが、電解洗浄法ではRouging発生は殆ど起こりません。
電解洗浄法に使用する電解液には環境負荷物質が含まれていないので環境に優しい技術と言えます。

施工前タンク

電解洗浄施工後タンク


電解洗浄法とは

ステンレス材の汚れは酸化性変色、還元性変色、油、付着汚れ、貰い錆等、多種にわたります。電解技術は陽極で酸化反応(①式参照)となり、プロトン(水素イオン)が生成して反応近傍で高酸濃度雰囲気となり、酸で除去可能な汚れを除去できます。

 陽極での水の分解反応:

陰極では還元反応(②式参照)となり、水酸化物イオンが生成して反応近傍では高アルカリ雰囲気となりアルカリで除去可能な油汚れや、有機酸の除去および酸化物質の還元を行い、酸溶解可能なレベルとなります。
 陰極での水の分解反応:

ワーク(ステンレス材)を陽極と陰極で処理することで、殆どの汚れが除去出来ます。また、バフ研磨条痕に食い込んだバフ粕は陽極・陰極で発生するO2ガスとH2ガスの気泡に付着して浮き上がるため、効率的に除去できます。電解洗浄法ではワーク表面の溶解量が酸洗いに比べて少なく、鋭敏化部の変色は発生しません。また電解反応を止めると電解液はほぼ中性となるため、SS部材があってもRougingの心配はありません。

酸洗いで発生したRouging

酸洗いの後設備にRougingが発生。

ワークの隙間に入った酸洗い液の洗浄が不十分でRouging発生します。溶接個所などの隙間に入った酸洗い液の完全除去は不可能です。電解洗浄法をお試しください。

鋭敏化部の変色

酸洗いによる鋭敏化部の変色

鋭敏化部の変色は熱処理した配管や、フランジでの発生はまれですが、曲げ加工したステンレス材や、#240以下の粗いバフ研磨によって塑性変形したオーステナイト系(面心立方体構造/非磁性)はマルテンサイト系(体心立方体構造/磁性)となり、酸洗いで鋭敏化部の酸溶解が進み変色します。
このような塑性変形を受けたステンレス材の洗浄処理は電解洗浄法の施工をお勧めします。

 

 

不働態化被膜処理とは

耐食性を高める不働態化処理を解りやすく説明します。
 


手動式隔膜電解研磨法(NEP法)

Cr 2O 3 の不働態化被膜を施工。大型設備の施工も可能です。
 


手動式隔膜電解研磨法(光沢化処理)

Cr 2O 3の不働態化膜とミクロ研磨による光沢化施工となります。
 


電解洗浄法

表面の油、汚れを除去して美しい銀白色の仕上がりです。
 


電解脱脂法(バフ粕除去)

WG検査、合格レベルまで除去します。
 


焼け取り電解法

高い技術と経験で、高品質の仕上がりを提供します。
 


錆取り電解法

高い技術と経験で、あらゆる錆を除去します。
 


ペースト脱脂法

特殊なペーストで頑固な汚れも除去します。
 


セミクリーン工場

クリーンな工場で高品質の施工を実現しました。